CADの資格
CAD利用技術者試験 概要
CAD利用技術者試験は、社団法人 パーソナルコンピュータソフトウェア協会の認定試験です。
CADベンダーおよび教育機関の協力の下に実施されています。試験開始からこれまでの間に40万人以上が受験している試験で、IT関連試験制度として認知されています。民間資格ですが、通産省が後援しています。
いくつかあるCAD資格試験の中でも、最大級の規模で実施され、企業からの認知度も高い資格試験です。
企業からの認知度が高いということもあり、まったくのCAD初心者の人が、CADを利用しての就職や転職を考える場合に受験する場面も多く見られます。
CADベンダーおよび教育機関の協力の下に実施されています。試験開始からこれまでの間に40万人以上が受験している試験で、IT関連試験制度として認知されています。民間資格ですが、通産省が後援しています。
いくつかあるCAD資格試験の中でも、最大級の規模で実施され、企業からの認知度も高い資格試験です。
企業からの認知度が高いということもあり、まったくのCAD初心者の人が、CADを利用しての就職や転職を考える場合に受験する場面も多く見られます。
CAD利用技術者 基礎試験 | |
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試験概要 | これからCADを本格的に学ぶことを目的とした、3ヵ月程度の就学者を想定して行われます。将来、2級および1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。 |
受験資格 | 特にありません |
資格名/称号 | CAD利用技術者基礎試験 |
受験料 | 4,000円(税込み) |
試験対象 | CADシステムを理解するうえでの基本的な知識を有する方を対象としています。CADシステムについての初学者ならびに将来専門または間接的にCADシステムに係わる職業を希望する方を想定して試験を行います(工業高校、高等専門学校在校生(CADスクール受講生などの一般初学者含む))。 |
試験形態 | WBT(インターネットに接続した環境でコンピュータを利用した試験) |
試験時間 | 50分 |
試験方法 | 多肢選択方式、正誤方式 |
試験科目 | ・CADシステムの基礎知識と利用 CADシステムの概要・基本概念、CADシステムの基本機能など ・CADを動作させるコンピュータシステム 製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法 ・ネットワークの基礎知識 通信ネットワーク、LAN、インターネットなど ・情報セキュリティと知的財産 ・製図の基礎 製図の目的と一般規則、製図の原理と表現方法など ・図形の基礎 ・三角形、四角形と多角形、円、立体図形など ※ 出題数:50問(コンピュータ分野/20問、CAD分野/30問) |
合格基準 | 7割以上の正解 |
CAD利用技術者 2級試験 | |
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試験概要 | CADシステムを利用するすべての企業において、製図業務や営業・販売業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われます。1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。 |
受験資格 | 特にありません |
資格名/称号 | CAD利用技術者試験2級 |
受験料 | 受験料:5,500円(消費税込み) ※ 1級併願(建築、機械、トレースのうちいずれかを選択)の場合は18,500円(消費税込み) |
試験対象 | CADに関する専門知識(CADシステム、製図)とCADシステムを利用し設計・製図業務を行ううえで必要な知識を修得している方を対象としています。CAD関連業務就業者ならびにそれに準じる知識および技能を有する方を想定して試験が行われます。 |
試験形態 | 筆記試験 |
試験時間 | 60分 10:30?11:30 |
試験方法 | 多肢選択方式 |
試験科目 | ●CADシステム分野 CADシステムの概要と機能、CADシステムの基本機能、CADの作図データ、CADシステムとハードウェア、 CADシステムとソフトウェア、ネットワークの知識、情報セキュリティと知的財産、CADシステムの運用・管理と課題、 3次元CADの基礎知識 ●製図分野 |
合格基準 | CADシステム分野・製図分野が各5割以上、および総合が7割以上を合格基準としています。 |
CAD利用技術者1級(トレース)試験 | |
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試験概要 | 汎用系のCADシステムを利用し、主として2次元図面のトレース業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われます。CADシステムによる製図業務に特化した、操作能力と知識を必要とし、社員としてはもちろん、派遣業務や在宅業務を目指す方が合格者像です。 |
受験資格 | 2級有資格者および過去の1級合格者 |
資格名/称号 | CAD利用技術者試験1級(トレース) |
受験料 | 15,000円(消費税込み) ※2級との併願受験は18,500円(消費税込み) ※過去の1級合格者は10,000円(消費税込み) |
試験対象 | 汎用系CADに関する基本知識および技能を修得している方を対象としています。CAD関連業務就業者ならびにそれに準じる知識および技能を有する方を想定して試験が行われます。 |
試験形態 | 実技試験と筆記試験 |
試験時間 | 80分 13:40?15:00(保存時間含む) ※筆記問題、実技問題のどちらから始めても構いません。 |
試験方法 | CADシステムを使用した実技問題(解答データを保存したフラッシュメモリを提出)とトレース分野の基本知識と各分野の図記号および略語を問う筆記問題 |
試験事前準備 | 解答枠の事前ダウンロードを行うこと(行っていない場合は採点対象外となります。また当日の提供も行われません)。 |
試験科目 | ●実技試験 【編集・レイヤ設定能力】図形の編集、コマンド機能、レイヤ設定 【トレース能力】図面のトレース 【投影能力】投影関係と形状理解 ※実技試験では、出題される分野の専門知識は必要ありませんが、図記号、線種などの知識は必要となります。 ※ファイルは、DXFフォーマットで保存すること。 ●筆記試験 |
合格基準 | 実技試験・筆記試験が各5割以上、および総合が7割以上を合格基準としています。 |
CAD利用技術者1級(建築)試験 | |
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試験概要 | 建築系のCADシステムを利用し、主として設計・製図業務に従事し、1年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われます。CADシステムを操作できるだけではなく、設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務を目指す方が合格者像です。 |
受験資格 | 2級有資格者および過去の1級合格者 |
資格名/称号 | CAD利用技術者試験1級(建築) |
受験料 | 15,000円(消費税込み) ※2級との併願受験は18,500円(消費税込み) ※過去の1級合格者は10,000円(消費税込み) |
試験対象 | 建築系CADに関する専門知識および技能を修得している方を対象としています。CAD関連業務就業者ならびにそれに準じる知識および技能を有する方を想定して試験が行われます。 |
試験形態 | 実技試験と筆記試験 |
試験時間 | 80分以内(保存時間含む) ※筆記問題、実技問題のどちらから始めても構いません。 |
試験方法 | CADシステムを使用した作図問題(作成データを保存したフラッシュメモリを提出)と建築分野の専門知識を問う筆記問題 |
試験事前準備 | 解答枠の事前ダウンロードを行うこと(行っていない場合は採点対象外となります。また当日の提供も行われません)。 |
試験科目 | ● 実技試験 RC造:平面図、断面図、立面図、矩計図 木造:平面図、断面図、立面図 ※ファイルは、DXFまたはSXF(.sfcのみ)フォーマットで保存すること。 ● 筆記試験 【建築製図の基礎知識】建築業務の基本知識、建築製図、建築の主な構造、建築の主な材料と部材、モデュール、建築業務と建築図面の役割 【建築生産の電子情報】建築CALS/EC、建築生産業務の電子情報化、建築CAD図面作成要領(案)、コンピュータによるシミュレーション |
合格基準 | 実技試験・筆記試験が各5割以上、および総合が7割以上を合格基準としています。 |